80年以上続くぶどう農家「漆山果樹園」

1.山形県南陽市で80年以上続くぶどう農家

南陽市で80年以上続いているぶどう農家に、漆山果樹園があります。漆山果樹園では先祖代々の山を切り開いて、水はけの良い南向きの斜面でぶどうを育てています。

1房1房に良く日が当たるように、早朝から夕方にかけてぶとうと真摯に向き合い、手間をかけて育てられています。朝に収穫されたぶどうは1房1房ていねいに箱詰めされ、発送は収穫してから24時間以内に行われます。軸が緑色のまま、夕方にはぶどう園から出荷されるのです。40℃近いハウスの中で育てているので、通常便で配達されます。天候の影響などによって毎年品種の増減はありますが、25種類以上30種類程度を栽培しています。

漆山果樹園では、甘酸っぱくて大粒のさくらんぼや、甘みが印象的なラ・フランス、ふじりんごにお米も作っています。他に、ぶどうの収穫体験や自家製の加工品の販売も行っています。

ぶどう狩り体験は7月から9月頃までです。小粒のデラウェアや高級な大粒のぶどう狩りまで、時季により品種は変わりますが、ハウスなので雨でも体験できます。見学や写真撮影も無料です。ぶどう狩りも重量制なので、もぎ取った分を購入して持ち帰れます。

また、通信販売のジェラートの製造は、オーダーが入ってから作り始めます。24時間から48時間以内には出荷して届けることができるようにしています。製法等だけではなく、原料も厳選して使用することにこだわっているのです。完全無添加で、自然な果物本来の味わいを楽しめます。そんな深いこだわりがあるので、アレルギー対応もしてくれて安心です。

 

2.ぶどう園が見えるカフェ

漆山果樹園では、自家栽培の果実や野菜を使ったカフェも併設されています。旬の果物や新鮮な野菜を使用し、無添加素材にこだわって作られたジェラートやベーグル、ドライフルーツなどを店舗でも楽しむことができます。ドリンクは、ぶどうがたっぷり入った特別なアイスティーがおすすめです。紅茶コーディネーターの資格を持つスタッフが提供してくれるので、本格的でおいしい紅茶をフルーツと一緒に楽しめます。飲み物にはその季節のフルーツを使った飲み物が用意されているので、毎回違った味わいが楽しめるのも嬉しいところです。

ぶどうパフェにも、手軽に食べられるミニパフェが登場しました。ベーグルと果物のセットの他、テイクアウトできるものもあります。デラウェアや干し柿をそのまま瞬間冷凍で凍らせたシャーベットもあります。自家栽培している農園だから、新鮮なまま瞬間冷凍して提供できるのでしょう。自家栽培の果物や野菜だけではなく、シャーベットやベーグルに使用されている卵や小麦などの素材にもこだわり、誰でも安心して口にすることのできる製品を製造しています。

また、カフェからはぶどう園が見渡せます。農園の季節を感じながら旬のフルーツを楽しめるのも、農園ならではです。老舗の技術で、フルーツの美味しさを最大限に引き出してくれています。

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